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他校生だけど卒業生である兄の制服を着て、鳴神学園に出入りしている。鳴神生のモグリ。
図書室にある他じゃ読めない本目当て。速読ができる。だけどもぐりこむのがスパイごっこみたいで面白くて、ちょいちょい本当の学校をサボっては鳴神の屋上にいたり、休み時間中は軽く仲良くなった奴らのところを訪ねて、クラスは聞かれない・言わないように気をつけて話したりしている。図書室に行くのは放課後。
「荒井くん、久し振り」
「…おや、誰かと思ったらあなたでしたか。久し振り、と言ってもまだ一週間も経っていませんけどね。」
「いや、長いよ、俺にとっての一週間は」
「この学校では、クラスや学年が違えば、そんなことざらでしょうに。それで、今日は何を読むのですか?」
「そうだなー前から気になってたのが確かこのへんに…あれ、なんだ、この本真っ黒でタイトルも書いてない」
「ああ、それには触らないほうがいいですよ。なんでも、曰くつきだとか。」
「え、まじで。やめとこ」
「綾小路ー次の時間一緒にサボろうぜ!」
「ええい離せ!僕は真面目に授業を受けるんだ!」
「まじでーじゃあ放課後は?図書室来んのかよお前。いつも来たり来なかったりだし最近全然来ねーし寂しいじゃねーかばーかばーか」
「ばかとはなんだ、ばかとは!……うッ、奴が来る!おまっ、命が惜しくば今すぐ僕から離れろ!そして逃げろ!図書室は行けたら行くからっ」
「行けたらってなんだよぉー」
「そういえば先輩って三年何組なんですか?ていうかまず僕、先輩の苗字すら知らないんですけど…」
「坂上君それは聞かない約束よ☆」
「いやふざけてないで、答えてくださいよ。」
「いやごめん、俺自分の苗字嫌いなんだよね。」
「え、なんでですか?」
「何故と言われれば話は長くなるんだけどね、…あれは俺がまだ、」
「というかその前に何組だか教えてもらえません?」
「……坂上君、君はいい新聞記者になれるよ」
「ありがとうございます」
図書室にある他じゃ読めない本目当て。速読ができる。だけどもぐりこむのがスパイごっこみたいで面白くて、ちょいちょい本当の学校をサボっては鳴神の屋上にいたり、休み時間中は軽く仲良くなった奴らのところを訪ねて、クラスは聞かれない・言わないように気をつけて話したりしている。図書室に行くのは放課後。
「荒井くん、久し振り」
「…おや、誰かと思ったらあなたでしたか。久し振り、と言ってもまだ一週間も経っていませんけどね。」
「いや、長いよ、俺にとっての一週間は」
「この学校では、クラスや学年が違えば、そんなことざらでしょうに。それで、今日は何を読むのですか?」
「そうだなー前から気になってたのが確かこのへんに…あれ、なんだ、この本真っ黒でタイトルも書いてない」
「ああ、それには触らないほうがいいですよ。なんでも、曰くつきだとか。」
「え、まじで。やめとこ」
「綾小路ー次の時間一緒にサボろうぜ!」
「ええい離せ!僕は真面目に授業を受けるんだ!」
「まじでーじゃあ放課後は?図書室来んのかよお前。いつも来たり来なかったりだし最近全然来ねーし寂しいじゃねーかばーかばーか」
「ばかとはなんだ、ばかとは!……うッ、奴が来る!おまっ、命が惜しくば今すぐ僕から離れろ!そして逃げろ!図書室は行けたら行くからっ」
「行けたらってなんだよぉー」
「そういえば先輩って三年何組なんですか?ていうかまず僕、先輩の苗字すら知らないんですけど…」
「坂上君それは聞かない約束よ☆」
「いやふざけてないで、答えてくださいよ。」
「いやごめん、俺自分の苗字嫌いなんだよね。」
「え、なんでですか?」
「何故と言われれば話は長くなるんだけどね、…あれは俺がまだ、」
「というかその前に何組だか教えてもらえません?」
「……坂上君、君はいい新聞記者になれるよ」
「ありがとうございます」
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